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迷ったら本を読む。

読書記録*金持ち父さん貧乏父さん(ロバート・キヨサキ著)

今日は自己啓発本からお金の哲学を。

 

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訳:白根美保子さん

 


 

 

ひとことで言うと・・・

本の表紙にあるとおり

アメリカのお金持ちが

お金と人生についての考え方を書いた本。

 

実はお父さんが2人いるわけではなく

本当のお父さん=貧乏父さん

友人のお父さん=金持ち父さん

という表現をしていて、

 

筆者のお金に関する考え方は全て

友人のお父さんから学んだというわけらしい。

 

ちなみに私は小説とかは大好きなんだけど

自己啓発本は苦手。

読んでも途中でやめてしまうタイプ。

 

この本はオットから半強制的に読まされた・・・

なんていうと表現が悪いけど(笑)

そんなかんじ。

 

読み始めてすぐに気づいたのは

「あれ?自己啓発本ぽくない」ってところかな。

 

筆者の生い立ちからはじまって

どんなふうに金持ちになる方法を学んでいったか

実践したかが書いてある。

 

押しつけがましくなくて

意外とすいすい読めた。

 

偏見強めなわたしのアメリカのイメージは

投資じゃんじゃん、株もバシバシ買うという

お金に対して恐怖心なんて皆無なんじゃないかと。

でも、現実はそうではないようで

大多数の人は安定した仕事に就き、こつこつ働いて貯金をしていくことが

正である考えだという。

 

なんと、わたしと一緒だ!

っと勝手に親近感を覚えた。

貧乏父さんに対して。。。

 

よって、この本によれば

わたしは金持ちにはなれないらしい。

 

 

***

 

資産と負債についてたびたび図を入れながら

説明されている。

 

筆者は家は資産ではない、負債であるという考えらしい。

はじめは「え?」と思ったけれど、

詳しく読んでみたら納得した。

 

本にある貸借対照表のとおり

筆者の理論に基づいて

自分の今持っている資産と負債を書き出してみたら

現状が見えてわかりやすかった。

 

 

いくつか要点があるけれど

コロナで世の中が大きく変わろうとしている今、

筆者の言葉で響いたのは

”自分のビジネスをもつ”かなと。

 

ただ、これがものすごく難しいと思ってしまった。

 

”自分がその場にいなくても収入を生み出すビジネス”

いろいろあるけど、株や不動産・著作権などがある。

今のところは株くらいしかないけど、コロナの不況でどうなることやら。

 

 

あと、この本でよいと思ったのは

やらないほうが良いことはハッキリ伝えてくれるところ。

不動産投資は不動産に興味がないならやらないほうが良い、とか

よほどのやる気がないかぎりは起業しないほうが良いとか。

 

非現実的なことを押し付けることなく、心配りがあるように感じたかも。

 

一冊とおして

新しい全く違ったお金への考え方を知るきっかけになった。

 

 

金儲けをするとか何をするにしても

大事なのは

自分が何をしたいか、どうしたいのか。なのかも。

 

 

おしまい