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迷ったら本を読む。

読書記録*ラストレター(さだまさし著)

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さだまさしさんといえば

もちろん歌手なんだけど

 

わたしは好きなんだなぁ。

さださんの小説。

 


 

 

昔、映画化された"解夏"。

あの本もとっても好き。

そこから見つけるごとに読んできた。

 

 

今日の「ラストレター」は

ありふれた紹介文だけれど

"笑ってクスッと泣ける"

この言葉がぴったりだった。。。

いや、逆かな。

"泣けて笑える"一冊。

 

 

とあるラジオ局のお話。

 

主人公はアナウンサー4年目の寺島尚人。

 

その他たくさんの登場人物がいて

それぞれ個性がすごい。

ものすごい強烈。

 

中でも、アンドレ・ザ・ジャイアント似だという

大越さん(なぜか"さん"付けしたくなる人物)は

ずば抜けている。

この人が叫ぶ放送禁止用語が何なのか、

わたしにはよくわからないけど

実在していたら、一度遠目から見てみたいくらい。

 

主人公は

この大越さんのひょんなお説教から

土曜深夜の番組を任せられることになる...

 

 物語の人物のふとした言葉に

ハッとさせられて

泣けて

ちゃんと笑わせてくれた。

 

こういう本は久々かも。

 

タイトルの"ラストレター"は

ラジオ番組のコーナー名。

 

読む楽しみがなくなってしまうから

あまり内容には触れないでおこうかなと。

 

わたしなら

本当にこんなラジオ番組があったら

絶対聞きたいなと思う。

 

ラジオって自分の好きな局を探すのも

楽しみのひとつだよなぁ、なんて。

ラジオを毎日聞いていた昔を思い出した。

 

 

全体とおして明るく

気負わず読めて楽しかった。

 

わたしも土曜の夜中、日が変わるまで起きて

言ってみよう。

 

「ありがとう。さようなら今週!

 いってらっしゃい来週!」

 

 

おしまい。