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迷ったら本を読む。

読書記録*鉄道員(浅田次郎著)

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今日は全冊制覇目標の

浅田次郎さん作品から。

 

第117回直木賞受賞「鉄道員


 

 

この一冊は短編集で

映画化された”鉄道員”は最初の短編。

 

そのほかに

”ラブ・レター”

”悪魔”

角筈にて”

”伽羅”

”うらぼんえ”

”ろくでなしのサンタ”

オリヲン座からの招待状

 

以上の短編が入っている。

 

 

このブログを書くために

改めて何年かぶりに読み返していたら

ボロボロ泣いてしまって

今泣きつかれた状態でキーボードをぱちぱち・・・

 

最後の解説:北上次郎さんによれば

この短編の内、読む人の価値観・環境・立場によって感じ入る作品が違うという。

 

鉄道員

ラブ・レター派(女性に多いとかとか)

角筈にて派(中年男性は涙なしに読めないとかとか)

うらぼんえ派

 

わたしとしては・・・

答えとして何の面白みもないけれど、すべて泣ける。

 

どれが好きとかではなくて

どれも切なくて

どれも大人。

 

大人になる手前の人、

大人真っ最中の人、

すっかり大人な人へ

 

直木賞だからとかではなく

読む前と読んだ後で、ちょっと見える世界が変わるかもしれないな

なんて思っている。

 

 

なんだか人間らしくなれる気がした。

 

おしまい。